全日本学生外洋帆走連盟(ANIORU)
ANIORU’s Cup 2009
SAILING INSTRUCTIONS
帆走指示書
1.規則
①本レガッタには、「The Racing Rules of Sailing 2009-2012(RRS)」に定義された規則を適用する。
②NOTICE of RACEとSAILING INSTRUCTIONSに矛盾が生じた場合はSAILING INSTRUCTIONSを優先する。
③神戸大学の施設利用の規定に従うこと。
④艇は水中にごみを捨ててはならない。
2.競技者への通告
競技者への通告は、レース期間中の出港前と帰港後に行われる艇長会議において行われる。
競技者への通告は、レース本部付近に設置された公式掲示板に掲示される。
陸上で発する信号は、音響信号3 声とともにレース本部付近に掲示される。
3.出艇申告
出艇申告は3月6日(金)艇長会議にて行うこと。
4.乗員の申告
乗員の申告はレース前日の着艇後の艇長会議にて行うこと。
5.帆走指示書の変更
帆走指示書の変更は、それが発効する当日の出港前に行われる艇長会議までに伝えられる。
ただし、レース日程の変更は、発効する前日の帰港後に行われる艇長会議までに伝えられる。
6.乗員の交代
本レガッタには、以下の条件を満たす場合のみ乗員の交代が認められる。
①チームの乗員全員がANIORU会員であること。
②艇長は小型船舶操縦士免許2級以上を保持しており、且つJSAFの会員であること。又、乗員の半数以上がJSAFの会員であること。
③乗艇するクルーは5人以下であること。ただし、レース委員会が認めた場合はこの限りではない。
④乗艇するクルーは登録リスト内で変更できる。ただし、レース委員会が認めたやむを得ない場合を除き、シリーズを通じての乗艇人数の変更は認められない。
⑤オープン参加の艇を除き、非会員のヘルムスマンは不可とする。なお、登録リストに人数制限は設けない。
7.日程
3月 6日(金) 08:00 受付
~16:00 公式練習
着艇後 開会式(神戸大学)
RRS・無線通信講習会(神戸大学)
3月 7日(土) 08:00 艇長会議(神戸大学)
09:55 予告信号
着艇後 艇長会議、翌日の出艇申告
3月 8日(日) 08:00 艇長会議(神戸大学)
09:55 予告信号
着艇後 艇長会議、翌日の出艇申告(神戸大学)
3月 9日(月) 08:00 艇長会議(神戸大学)
09:55 予告信号
着艇後 艇長会議、翌日の出艇申告(神戸大学)
17:30~19:00 パーティー(会場:KYCダイニング ユーカリ)
3月10日(火) 08:00 艇長会議(神戸大学)
09:55 予告信号
着艇後 艇長会議、翌日の出艇申告(神戸大学)
3月11日(水) 07:00 艇長会議(神戸大学)
07:55 予告信号
15:00~16:00 表彰式・閉会式(神戸大学)
① レガッタは、5日間で18レースを予定する。
② 8・9日はAブロックのレースを行い、9・10日はBブロックのレースを行う。11日は両ブロックの上位2チームにより1~4位順位決定戦を行い、下位2チームにより5~8位順位決定戦を行うものとする。
③ ブロック戦はそれぞれ7レース、順位決定戦はそれぞれ2レースを予定する。
④ 1レースの成立をもって各ブロックのレガッタは成立するものとし、両ブロックのレガッタの成立によって本レガッタは成立するものとする。
⑤ レースを行えない日がある場合は、その日からの日程を全て順延し、最終日の順位決定戦を取りやめる。ただし、2日間以上レースができなかった場合は、両ブロックのレガッタが成立することを優先させる。
⑥ 1レース以上行われた場合、その日の日程は順延しない。
⑦ RRS29.3の場合を除き、15:00(8日は13:00)以降に予告信号が発せられることはない。
⑧ 各日08:00(最終日は07:30)と着艇後に神戸大学海事科学部にて艇長会議を行う。なお、着艇後の艇長会議にはその日乗艇したクルー全員が参加するものとする。
8.クラス旗
クラス旗はANIORU旗を使用する。
9.レース海域
レース海域は、大阪湾北部、阪神港内海域とする。
10.コース
①付属文書の見取り図は、レグ間のおおよその角度、通過するマークの順序およびそれぞれのマークを通過する側を含むコースを示す。
②予告信号以前に、本部艇にコースを示す数字旗を掲揚するとともに、最初のレグのおおよそのコンパス方位を掲示する。
11.マーク
①マークはオレンジ円筒形(径670×長さ1150mm)を使用する。
②マークを変更する場合も同じ色・形状のものを使用する。
12.コミッティーボート
本部艇は甲南大学所有の甲竜8世(ニューヨコヤマ30)を使用する。マークボートについては二色ハーバー所有のにしき20(35馬力)を使用する。警戒船についてはにしき20がこれに当たる。
13.スタート
①レースは、RRS26に従ってスタートする。
②スタートラインは、スターボードの端にある本部船上に黄色旗を掲揚しているポールと、ポートの端のスタート・マークの間とする。
③スタート信号の5分より後にスタートする艇は、「DNS(スタートしなかった)」と記録される。この項は付則A4を変更している。
14.リコール
リコールは、RRS29.2により信号が発せられる。
15.ゼネラルリコール
①ゼネラルリコールは、RRS29.3により信号が発せられる。
②ゼネラルリコール後の再スタートは、原則として10分後を予定する。
16.フィニッシュ
フィニッシュラインは、ポートの端にあるレース委員会本部艇上の青色旗を掲揚しているポールと、スターボードの端のフィニッシュマークの間とする。
17.タイムリミット
①タイムリミットは先頭艇のフィニッシュ後20分以内とする。
②タイムリミットまでにフィニッシュしない艇は、「DNF(フィニッシュしなかった)」と記録される。この項はRRS35と付則A4を変更している。
18.コース変更
①レースコミッティーはコースの短縮を行うことがある。
②コース短縮の場合は、S旗を掲揚したコミッティーボートと直近のマークの間をフィニッシュラインとする。
③マーク変更の場合はコミッティーボートに、C旗を掲揚し、新しく設置したマークのおおよそのコンパス方位を掲示する。ただし、+旗および-旗は掲揚しない。この項はRRS33. bを変更している。
19.帰着申告
帰着申告は、着艇後の艇長会議にてレース委員会に申告を行うものとする。
20.抗議
①抗議締切時間はその日の最終レース最終艇フィニッシュ後1時間とする。
②抗議は、できるだけ早く、ほぼ受付順に審問される。
③抗議の通告は、審問の場所及び時間、抗議の当事者、又は証人として指名された者を競技者に知らせるため、抗議受付締切後30分以内に行われる。
21. 救済
救済はRRS62に基づいて要求できる。ただし、救済の要求の提出期限は上記抗議締切時間内とする。この項
はRRS62.2を変更している。
22.得点
①付則Aの低得点方式を適用する。ただし、ブロック内での順位は各ブロック内のレースのみによって決定し、最終成績は順位決定戦のレースによって決定する。出港できない日があり、順位決定戦のレースが行えなかった場合は、Aブロックの上位2チームを1位2位、Bブロックの上位2チームを3位4位、Aブロックの下位2チームを5位6位、Bブロックの下位2チームを7位8位とする。
②同点の場合、当該全レースの所要時間の合計の少ない艇を上位とする。
23.安全規定
①レース委員長の裁量により、危険と判断したらレースを行わない場合がある。
②スピネーカーの使用はレース委員長の判断により制限されることがある。スピネーカー使用を制限するレースに関しては、予告信号と共に本船と運営艇にてY旗が揚げられる。レース中にスピネーカー使用を制限する場合、トップ艇が上マーク回航する前に、上マーク付近にて運営艇が音響信号(連続音)と共にY旗を揚げ、本船でもY旗を揚げる。この場合トップ艇が帆走し始めるレグ以降においてスピネーカー使用が制限される。レース中にスピネーカー使用の制限を解く場合、トップ艇が上マーク回航する前に、上マーク付近にて運営艇が音響信号(連続音)と共にY旗を降ろし、本船でもY旗を降ろす。この場合トップ艇が帆走し始めるレグ以降においてスピネーカーを使用できる。
③禁止エリアへの侵入を禁止する。又、コミッティーの指示に従うこと。
④各艇はレース委員会によって指示された無線機を搭載し、出港から帰港までの間、常に聴守しておくこと。無線機は、本部艇、マークボート、警戒船、競技各艇及び陸上待機者がそれぞれ1つ以上所持することとする。ただし、競技各艇はNOR第10条に該当する場合、その他やむを得ない場合を除き、他の艇が利用できない無線通信を行ってはならない。この制限は携帯電話にも適用する。
24.艇
①艇は、新西宮ヨットハーバー株式会社所有のY23‐Ⅱを使用する。艇の割り当てについては、前の日の帰港後に行われる艇長会議にて決定される。
②接触その他による艇の破損には十分に注意すること。補償に関しては各チームが責任を負い、主催団体は一切の責任を負わない。
25.潜水用具とプラスチック・プール
最初のレースの準備信号からレガッタの終了までの間、水中呼吸道具、プラスチック・プールおよびそれらに
類するものは、艇の周辺で使用してはいけない。
26.賞
①本レガッタ1~3位の艇に賞が与えられる。
②A・B各ブロック優勝の艇に賞が与えられる。
③Aブロック優勝の艇には世界学生ヨット選手権大会の出場権が与えられる。なお、出場権を放棄する場合、出場権をAブロック内にて以下繰り下げる。放棄の旨は全日本学生外洋帆走連盟に申し出るものとし、放棄の期限は3月末日までとする。
27.責任の否認
競技者は、完全に自己のリスクでレガッタに参加している。RRS4(レースをすることの決定)を参照。主催団体は、レガッタに関連した、あるいはレガッタ期間中及びその前後に受けた、物的損傷または個人の傷害もしくは死亡に対する責任を否認する。
[2009/02/01 ANIORUレース委員会]